昨日夕方、神社へ行ったときだった。
鳥居下をくぐって帰るときに、車いすの小さい前輪が引っかかり、母親は前方へ投げ出されるように倒れた。投げ出されると言うほどにはオーバーではないけど。
バックを抱えていたからか、顔から地面に落ちた。
下唇を切り、下の入れ歯を支えていた歯が二本折れ、入れ歯も折れた。
口元は血だらけだし、一見おおごとなのである。
ま、小ごとではないけど、歯が折れた以外の大けがはない。
急いで帰って、#7119に電話して、日曜にやっている歯科医を教えてもらおうとした。
が、相変わらずこの番号は話し中のオンパレード。
仕方なく119へかけて#7119がかからないのだけど、というと、どうもある電話からだとかからない事があるらしい。普通は呼び出し音のまま次々につなぐのだと。
でもうちは固定電話も携帯もどちらも話し中になるのだけど。
それで同じ所への別の番号を教えてもらってつながった。
とにかく、駒沢の方の歯科医を教えてもらって急いでタクシーで行き、応急処置ととりあえずの入れ歯の修理をしてもらった。
後は、毎月往診に来ている歯科医に急遽本日来てもらった。
ま、一安心である。
一安心でないのは自分自身だったり。
今朝も朝食時に、怪我をしたのは「あんたがやったから」と言われ、キレた。
もちろん、暴力をふるわれたという意味ではなく、あんたがちゃんと車いすを押さないから、という意味なのだけど、やはりキレる。
本当に殴り殺してやろうという殺意まではいかないけど、殴りたくなる。
実際にやったのは、机を思い切り叩いただけだけど、机を蹴ってひっくり返さなかっただけでも冷静だったと思う。
その後に母親が「すみませんね、すみませんね」と卑屈になると、これまたキレそうになるのも困ったことなのだ。
夕方、歯科医が帰った後も「あんたがやったから」と言われ、かなりキレた。
手は出さなかったが、ぶったたいてストレスの不平不満を投げかけたかったほどなのである。
今日来たヘルパーさんは、人間なんですから我慢にも限度があるでしょ。時々ぶってもいいんですよ、と言った。もちろんぶつのであって殴るのではない^^;
認知症だと子供と同じでしかって欲しい部分もあったりするし、言いたいことはどんどん言わないと、本当の親子なんだし。と。
こちらとしては、そうなったとき、逆に卑屈に成られてもすごくやりにくいのだが。
確かにこちらは職業として介護しているわけではなく、逃げられない状態の家族介護なので、いくらかは非介護者に対して度が過ぎてもしょうがない部分というのはある。
叩く、暴言を吐く、などはその一つ。叩いたことはないが。
でも、自分なりに絶対にタブーにしているルールはある。
小脳梗塞なので、運動部分がダメになっていて、動きは悪い。
そして老い先は短いし、自分一人では出来ないことがたくさんある。
なので、母親自身が「呆けてしまっている」「じゃ、死んでしまいなさい」などの類のことを言わない。
当たり前なのだけど、普通の人に言う以上にタブーにしなければいけないと思っている。
でも、腹が立ってたって言いたくなるときがあって、言ってしまうこともある。
そのときは、本人に向かわずに早口などで本人には聞き取れないようにしたりする^^;
この類の話は、ヘルパーさんや介護経験者はほぼ全て理解してくれる。
ただ不思議に介護が終わった人とは食い違う部分もある。
正直言って、早く介護から解放して欲しい。
でも、経験者で「もっとああしてあげれば良かった、とか思うよ」と言われることが多い。
それはよくわかっている。頭では。
でも、前にも書いたと思うけど、本当にそう思える人は、すでに介護から解放されてそう思える心の余裕が出来ているからなのをわかっていない場合が多かったりする。
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